インフルエンザ 処方とお薬手帳

インフルエンザのお話し、最後の第三弾目。(写真は予防のために愛用しているマルチビタミンです。特にビタミンCが予防には不可欠ですね。)

「必ずお薬手帳を持つ、もしくは、薬の写真の紙を保管する」

実例を上げて説明しましょう。
夜間に緊急受診したAさん。
(16歳私立の女子高に通う高校生)
父、弟がインフルエンザで、お母さんと一緒に夜間急病診療所に22:00受診。
インフルエンザの検査、判定は陰性。
ただ、39度を超える熱発、節々の痛み、頭痛等、症状からインフルエンザの初期と判断、インフルエンザのお薬が処方されました。

その6日後、お母さんから夜間急病診療所に電話がありました。
「娘の学校へ治癒証明書を持って行くのだが、近隣の医院が書いてくれない。どうすればいいか。」
この女の子はお薬手帳を持っておらず、薬の写真の紙も、お母さんが捨ててしまっていました。

ポイントは3つ。
1.夜間急病診療所で渡された判定書には「陰性」と書いてあった。
2.「陰性」の判定書を近隣の医院に持って行っても、治癒証明書は出せないケースがある。
3.夜間急病診療所では治癒証明書を出せないケースがある。
※2.3.に関しては各々の医院さん、自治体さんで差はあるでしょう。

近隣の医院さんとしても、陰性の紙だけ持ってきて治癒証明書を出せと言われても困ることは十分に想定できますし、夜間急病診療所は救急対応な上に、毎日診察するお医者さんが違いますから、出せないという事情も理解できますね。

もし、お薬手帳を持っている、もしくは、薬の写真の紙を捨てていなかったら、恐らく治癒証明書が出たハズです。
こんなケースもありますから、お薬手帳はいらない、めんどくさい、というのであれば、せめて日常生活に戻るまでは薬の写真の紙は保管しておきましょう。

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